人事が眉をしかめる「志望動機」の例

【志望動機】
皆さんは、当該企業が出している求人票を見て「応募しよう」と思った
その理由について質問しているのだ・・・と思っていませんか？
求人票を見た皆さん毎に理由は様々。
・給与待遇面が前職よりいいから
・有名企業だから安定していると思って
・前職の経験を活かせる職種だから
・家から近いから
・興味のある職種でチャレンジしたいから

と、まあ本音はいろいろあると思います。
誰だって自身の生活を金銭的にも精神的にも以前より向上させたい。
そう願うのは当たり前です。
しかし、個人の思惑についてはここでは横に置いておきましょう。
これまでの話の中で何度も言っています通り、面接におけるキーワードは

「人事採用担当者が欲しがっている回答をする」事です。

あなたの目的は「内定取得」です。
そのための優先事項は「一次面接の突破」です。

その突破のカギが、不安いっぱいで疑いの眼差しを向けている
「採用担当の思惑」に沿った回答をする事。

これを忘れてはいけません。

もしあなたが先程挙げたような志望動機を面接の場で言っているとします。
私が担当ならば書類選考を通過させた自分に対して最低の評価を下すでしょう。
まあ、救いがあるとしたら
・興味ある職種でチャレンジしたいから　
という回答には多少目をつぶります。ですがもちろん
「なぜ興味を持ったのか？」についてはツッコミますよ。
それは私でなくとも全ての面接官が必ずツッコミます。

私は面接をよく恋愛に例えますが、
・以前につきあっていた女性よりかわいいから
・以前の彼氏より収入が安定しているから　

そんな告白を受けて、あなたはその人と付き合おうと考えますか？？？
先程の志望動機は正にそんな事を言っているのです。
面接官が幻滅する事うけあいですね。
ならば相手はどんな回答を欲しがっているのか？

キーワードは「相手を喜ばせる」です。
私が転職活動中、某社の転職エージェントはこの「志望動機」について
うまい言葉が見つからず悩んでいる私に対しこうアドバイスしました。

「その企業‘ならでは’の動機を話して下さい」

ご覧の通り私はアタマが悪いので、
この漠然としたアドバイスの中に含まれる意図が理解できませんでした。